紳士服ネタが多いですが、たまには趣向を変えて。

私の好きなSOU・SOUの服の中でも、定番中の定番がこちらの風靡上下。着物風の袖のカットソー「風靡上」とタイパンツ風のパンツ「風靡下」のセットアップで、上下揃えて着るとパッと見着物や作務衣の様に見えます。

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△上下一つに見えて別々のセパレートタイプ

もちろん単品使いもできます。

 

 

今までに何度かマイナーチェンジをしていて、特にパンツの方の「風靡下」は現在のものは以前より帯部分の生地がしっかりしているのと、トイレでちょっと用を足す際に紐を解かなくても良いようにジッパーが取り付けられています。

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[出展] 風靡上下 / SOU・SOU netshop

 

 

「和服を着てみたい」というニーズ自体は結構あるらしく、実際に経産省が「きものの日」なんてものを作って経産省職員に和装出勤を促す試みを行ったりしているらしいんですね。

「着物を日常着に」経産省、「きものの日」 / 産経ニュース

なぜか「和装=着物」なのがよく分からないというか、作務衣とか甚平とか和装にも色々あるはずなのにムグムグ…。この取り組みについての意見は書くと長くなるのでやめときます…。一番イメージしやすいのが着物ってことなんでしょうけどね。

 

現代の日常生活で従来の着物を着るのは結構ハードル高かったりして、ネットでは「現代に則した和装を!」という意見を目にしたりします。確かにジーンズ等にくらべると股が広げられないので、動きにくかったりするかもです。一応「尻からげ」という助さん格さん的な着方があって、アクティブに動きまわる事もできますが、このスタイル自体に抵抗がある人も多そうです。

 

時代劇の町人みたいな尻からげスタイル

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[出展] 傾衣でおでかけ20 / 【SOU・SOU日記】 ― スタッフがお届けする日記 ―

NIKEのエアリフトとかReebokのポンプヒューリーを合わせても決まりそうなスタイルです。


SOU・SOUの風靡上下は、従来の伝統的な着物の構造からは離れますが、いわゆる「現代にあった和装」の一つのアンサーなんじゃないかと思っております。腰の紐さえ結べれば誰でも着ることができますし、股ががばっと広げられるので走り回る子供を追いかける事もできます。

風靡下の着方

 

 

風靡上下はSOU・SOUの中でも鉄板商品で、季節に応じて異素材で色んなタイプが販売されています。

真夏は少し暑いかも知れませんが、通年通して使えるモスリン素材。

 

 

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[出展] SOU・SOU netshop

 

浴衣の様に使える綿の縮素材。

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[出展] SOU・SOU netshop

 

ちなみに「風靡」という名前は「現代の日常着として一世を風靡する」という思いが込められたものだそう。時々「お祭りですか?」なんて聞かれちゃう事も無いわけではないですが、なんとなく和装に挑戦してみたい人・普通の和装じゃ面白くないという人にはオススメです。