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フリーランスウェブデザイナーArata-Atrasi-Takamiのブログ。服・靴・育児ときどき開発。

Category Archives: その他アパレル

1万円以内で買える7つの男性向けギフトネタ

  • 投稿日:2017/06/12

父の日W」とGoogle検索すると「いつ」という検索候補が出て来るんですが、父の日って微妙に存在感薄いんでしょうか。私の父は運悪く(?)誕生日が6月なので、父の日と誕生日のギフトがセットになる宿命を負っています。本人は気にしてないと言いつつも時々ボソッと何かを呟きます。

 

 

私も私の父もそうですが、男というのはナカナカこだわりが強い生き物らしく、母や妻から『ギフト選びに困る』というクレームを時々聞きます。異性から見ても面倒臭い男のこだわりですが、私が父に贈り物する時も結構悩むので、本気で面倒臭いんだと思います。

また父の日ギフトというと、予算的には誕生日やクリスマスほどではないというケースも多いらしく、女性より単価が高くなりがちなメンズアイテムを選ぶ際は予算面も更に頭を悩ませる種になる事が多々あります。

 

 

 

というわけで

・男性目線で見て貰ったら嬉しい

・買い物に行く暇がなくてもAmazonで注文できる

・予算1万円以内

という条件のもと、幾つかアイテムをピックアップしてみました。

 

なお、この手の記事を書くたびに申し上げていますが、これは決して『私の欲しいものリスト』ではありません。ごく一般論としてのギフトネタですので、くれぐれも誤解なさらない様にお願い致します。
もちろん何かの間違いで私宛に贈って下さった場合は、それはもう事故として割り切る所存ですので、甘んじて受け取らせて頂くぞ!という心構えは出来ております。万が一私へのギフトを買ってしまったので送りたいという方は、下記のメールフォームからご連絡下さい。

あらたへのギフト受付メールフォーム

 

 

1.文具

高級万年筆は流石に予算オーバーだとしても、ボールペンやノートなら色んな選択肢が。デジタルが当たり前の時代に、思わず手書きしたくなる文具なんてどうでしょう。ちなみに高級文具ともなると、書き心地・耐久性に優れたものが増えてくる様です。デザインも高級感があるのでドヤ顔できます。

万年筆の元祖とも言われるウォーターマンのボールペン。材質も頑丈な真鍮製。

カラーバリエーションも豊富。特徴的なクリップのPARKER。

万年筆でもボールペンでもシルクの様に滑らかな書き心地のアピカのノート。

適度に表紙が硬いので、外で書くのにも適しているキョクトウのノート。

裏写りしにくいマルマン ニーモシネとホルダー等のセット。

 

 

2.扇子

ちょうどこれから暑い季節。携帯しやすい暑さ対策グッズの代表格、扇子。多少派手でも扇子なら嫌味が無いのではないでしょうか。2つ買ってあげれば応援団ごっこもできます。

1718年創業の京都の扇子店・白竹堂の扇子。桐箱入りなのでギフトにピッタリ。

ちなみに白竹堂は同じく京都の先進的な和服ブランドSOU・SOUともコラボしています。
http://sousounetshop.jp/?mode=cate&cbid=146645&csid=430

 

こちらは東京は神田の新京清堂のモダンなアルミフレームの扇子。スーツにもピッタリ。

 

 

3.肌着・靴下

肌着や靴下は見えにくいぶんだけ、なかなかお金をかけないことも多いアイテム。それだけにギフトで良い物を送られると嬉しいものです。浮気防止にイルマニアが履いてそうな恥ずかしい下着を贈るという猛者もいるらしいですが、今回は男性が貰って嬉しいという条件なので割愛します。

最近雑誌でも見かけるグンゼのSEEKシリーズ。縫い目が浮き出にくいシームレス。

英国チャールズ皇太子も愛用するというスイスの肌着ブランド・ヅィメリー。

 

丈夫で履き心地も良いと評判のハリソン。こちらはスネが見えにくいロングホーズ。

滑らかな質感のタビオのシルク混のソックス。私も愛用しています。

 

 

4.ハンガー

相手がオシャレであればあるほど、普段身につけるものは贈りにくいもの。そんなオシャレさんには愛用する服を大事にできるハンガーもオススメです。何気に私は今これがとっても欲しいです(強調)

ジャケットの肩をしっかり支えて型崩れを防ぐ、ナカタハンガー。

ネクタイ好きの方にはこちら。同じくナカタハンガー。

ナカタハンガーのスカーフハンガーは女性にも。

木製のように高級感がありつつ、軽い樹脂で出来たマイネッティのハンガー。

 

5.洋服ブラシ

ハンガーを紹介したのでこちらも…ということで、洋服用のブラシです。服をキレイにするだけでなく、ブラッシングで程よく空気を通すことで生地の持ちも良くなり、家計にもいい影響があるかも…かも…?

英国王室御用達のKENTのブラシ。比較的柔らかめの白豚毛なのでスーツにも。

和服やシルク製などの特にデリケートな服には山羊毛ブラシ。帽子用ブラシでも有名なレデッカーです。

しっかりしたツイード生地等にしっかりホコリ取りできる黒豚毛。日本の老舗・江戸屋ブラシです。

 

6.キーホルダー・キーケース

名刺ケースはそれほど簡単に壊れませんが、キーホルダーやキーケースは何度も触るので段々傷んできたりします。時々ギフトで頂けると嬉しかったりします。

薄型ウォレット等でも定評のあるFAROのコンパクトなキーケース。

高い品質で知られるPORTERのレザー製キーケース。

キーホルダーにもピッタリの、イギリスはグレンロイヤルのシューホーン。

ベルトにもつけれるシンプルなキーリング。コストパフォマンスの高いHERZ製。

 

7.傘

ちょうど梅雨入りしたということで傘も良いかも知れません。個人的には折り畳み傘の方が使用頻度が高いんですが、長傘の方をよく見かける気もします。

三つ折りで開くと思った以上に大きいので、体格の大きな男性でもピッタリのトーツの折り畳み傘。

英国王室御用達の傘ブランド・フルトンの長傘。

人気ブランド・マッキントッシュフィロソフィーの傘。生産しているのは高品質な傘を作る日本のムーンバット社。

 

やっぱり私の欲しいものリスト感ありますが、きっとそれは誤解です。

せめてリンクから買い物してアフィリエイトでお金落としてくd(本音

 

 

 

 

 


サルトさんでコート直してきました

  • 投稿日:2016/12/15

以前ゲッチュしたソブリンのコート。いわゆるアルスターコートってヤツだと思います。結構古いもので、今のクラシック回帰トレンドをあっさりぶっ飛ばす様な、ドがつくほど正統派でクラシックなデザインです。

 


△友人いわく「トカレフ(拳銃)出しそう」とのこと

 

色は黒、素材はカシミア混ウールで、肩はがっつりパッドが入っていました。ゴージラインとか見ると今主流のものよりも少し低めで、ゆったり感のあるデザインです。丈も膝下くらいで結構長め。紳士服の歴史資料にでも出てきそう。一言でいうと「重厚」なコートです。

 

 

冠婚葬祭でもたいてい対応できそうな頼もしいコートなんですが、そのぶんだけ扱いが難しい…。ちょっと中にラフなジャケパンスタイルなんか合わせようものなら言いようのない違和感が…。

今はリバイバルでかゆったりしたサイズ感の丈も膝下くらいのロングコートが復活していますが、肩はアンコンに近かったりとモダンにアップデートされています。いくら丈が同じくらいだからといっても、そのままモダンに着こなすのは正直ハードル高いです…。

 

 

そこでお直しに定評のある「SARTO(サルト)神宮前店」さんにお邪魔してきました。

高級品・ブランド品のお直し専門店: SARTO

素人考えだと「丈を膝上くらいまでガッツリ詰めて、肩パッド無くしてアンコンにして、身幅つめれば良いだろ!」とか単純な発想をしてしまいがちですが、やはりバランスが大事なんですね。

こういう素人考えなお直しは、もちろん物理的には可能っちゃ可能なんですが、結果として良かった!と言える様な仕上がりになるかどうかは別問題。餅は餅屋、こういうのはプロの意見を聞くのが一番です。

 

相談の結果、もともとの良さは活かしつつ要所だけ修正してライトな仕上がりに近づけることに。

お直し内容としては以下の通り。
1:肩幅の調整
2:肩パッドの調整
3:着丈の調整

 

まず「1:肩幅の調整」ですが、このコートが販売されていた頃の時代もあってか、肩はやや大きめなつくりでした。私の肩幅には両方共1cm程度大きかったので、詰めることに。

次に「2:肩パッドの調整」。正統派っちゃ正統派なんですが、流石に今着るには肩がしっかりし過ぎていました。重くのしかかる様な着心地の原因でもあったので、肩パッドは薄いものに交換します。完全に肩パッドを抜いてしまうと、生地の特性上フニャフニャになって形を留めれなくなってしまうので薄いパッドを入れます。

 

最後に「3:着丈の調整」。着丈は気持ち的には使いやすい膝上5cmくらいにしたいところなんですが、ポケットや襟の位置が結構下に設定されているので、丈を短くしすぎるとポケットが異常に大きく見えたり、襟だけがやたら大きく見えてしまいます。着丈はギリギリの線で膝丈くらいに設定しました。

 

実は身幅も詰めてシャープにしようと思っていたんですが、肩を調整したところ身幅のゆったり感が気にならないくらいバランス良くなったので、そのままとしました。お直し代も安くなるしNE!

 

トータルのお値段は大体2.6万円くらい。そして待つこと約1ヶ月。

以下ビフォーアフターです。

 

なんということでs(略

見比べると随分軽快になったと思いませんか。

 

 

身幅は手を付けてないんですが、肩と裾が調整されただけで随分違って見えます。

 

特に変わったのはやはり肩。むしろ着丈より身幅より、この肩こそがあの重々しい印象の根源でした。スッキリと柔らかい表情になりました。

 

 

お直しする前は正統派スーツと黒い革靴しか受け付けない!ってくらい敷居の高さを感じましたが、お直し後はジャケパンでも問題ない位。

 

 

 

お直しは、単純にサイズ調整としての効果もありますが、服の隠れていた魅力を引き出す効果もあるように思います。なんせ唯一無二の品物になりますしね。眠っている服があったら、新品を一つ買った気持ちで持ち込んだら、意外と安価に良いものが手に入るかもしれません。

 

サルトさん、ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

 


人生色々、ダブルブレストのボタン色々

  • 投稿日:2016/11/02

街中で出会う確率は高くはないものの、去年・一昨年に比べると徐々にレギュラー化しつつあるダブルブレストのジャケット・スーツ。私は90年代後半からスーツを着始めたので割と新鮮に感じていますが、80年代バブル期を謳歌した人だとダブルブレストは馴染み深く感じるかも知れません。

ダブルブレストに関する疑問の定番といえば『ボタンの留め方』ですが、ボタンの数や付き方で微妙に変わってきます。

 

 

 

定番はこんな感じ。ボタンが分かりやすいようにブレザーでやってみました。
一番よくある6ツボタンタイプだと、真ん中一つが多いです。形によっては上2つを留めるタイプもあったりします。

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シングルブレストのジャケットと一緒で一番下を留めない事が多いんですが、あくまで飾りになっているシングルと違い、ダブルの場合は一番下も留められる構造になっている事が多く、ダブルで一番下を留めるのはOKな様です。

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シングルは着席時などに前のボタンを開けますが、ダブルは本来の着方でいくと着席時も外さないのが正しいそうです。しかし最近は細身で前を開けてもサマになるダブルブレストジャケットも多く、ピッティ・ウォモ等のスナップを見るとガンガン開けている人が多いです。

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[出展] Pitti Uomo 82 Picture Gallery / GENTLEMAN’S GAZETTE

 

比較的おおらかなイタリアやアメリカだけの話かと思いきや、厳格と言われる英国のチャールズ皇太子でも前を開けている事がある模様。しかし、見たところ前を開けている時はカジュアルスタイル限定の様なので、時と場合による…って事なんでしょうか。

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[出展] The Return of the Double-Breasted Jacket / eHow

 

ちなみにスリーピースでウェストコートがある場合は、開けてもOKな様です。

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[出展]  Alessandro Squarzi. / Hein Fienbrot

 

本来のダブルブレストのボタンの留め方はさておき、人によっては結構アレンジしていることもある様です。

例えば6つボタンの一番下だけ留めるパターン。これは私も時々やります。Vゾーンが開いて少しリラックスしたムードになります。ボトムスや小物に合わせて使い分けます。

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私の友人ニコラは特殊な留め方。前になる見頃を折り返して、反対側のボタンに留めています。見慣れないので少し驚きましたが、一ヒネリ加わえる時に良いかも知れません。ビジネス向きではないかな。

Today in #Rome at Ergife Palace Hotel for Sartoria Sodano event. #NicolaRadano #SartoriaSodano

Nicola Radanoさん(@nicolaradano)が投稿した写真 –

 

真似してみますた。

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ラペル大丈夫かな…。

 

 

 

最後に、以前にどこかのサイトで見かけたんですが参考画像を探せなかったスタイルを2つ。

 

両側をそれぞれ表のボタンに開くようにして留めるパターン。もう前を閉じる気ゼロです。アリかナシかはさておき、ラペルに無理なシワが入るような気がして私はやろうと思いませんw

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こちらは先程のニコラのスタイルの様に、身体の左側の見頃を折り返して留めるスタイルなんですが、本来内側にくる右側の見頃を裏にあるボタンではなくて表に重ねる様にして留めるスタイル。

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前から見ると反対に重なったようになります。日本だと死装束の合わせ方の様で縁起が悪く思われるかも…。ボタンに無理な力が加わりそうだし。

 

 

「本来の着方」というのはもちろん理解した上で、色んなアレンジを加えることは個人的には問題ないと思っています。もちろん、TPO・TPPOを理解・配慮した上で許される場合にのみ…ですけどね。トラウザーズの裾のダブル直しも、最初は雨に濡れないように捲り上げたのを皆が真似しただけって話もありますし。服飾史って意外とそんな感じで変化したりするんですよね。

 

こちらはシングルブレストですが、ユナイテッドアローズの鴨志田さんは時々本来留めない一番下のボタンを留めています。本来留めないボタンを留めているので、ジャケットのウエスト周りにシワが入っていますが何故かオシャレな感じ…不思議です。

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[出展] 鴨志田康人さん / B.R.ONLINE

他の写真では一番下開けているので、当然「本来留めない」ことを分かっていて、あえてやってるんですね。

 

 

ジャケットの一番下を留めると言えば、元アメリカ大統領のジョン・F・ケネディ。演説時などにシャツが見えるのを嫌ったとかナントカ。ケネディ人気でちょっと流行ったらしいですよ、このスタイル。

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[出展] スーツボタンの留め方 考:① / ニッポンの“礼装:メンズフォーマル”予備校

 

 

今はクラシック回帰がトレンドで「本来の〜」っていう着方が主流ですが、もしかするとまたモードで攻めたスタイルが流行して色々変わってくるのかも知れません。10年後に社会の窓を開けるスタイルが流行してたらどうしよう……。