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フリーランスウェブデザイナーArata-Atrasi-Takamiのブログ。服・靴・育児ときどき開発。

Category Archives: 靴磨き

MEN’S Exの靴談義イベントに行ってきました

  • 投稿日:2016/10/21

先日メンズファッション誌「MEN’S Ex」が主催する限定15名の靴談義イベントがあったので参加してきました。ダメ元で応募してみたら当たっちゃいました。ヤター!

 

MEN’S EXでもおなじみのスタイリスト&エディターの青柳光則さんを講師として迎え、シーン別に最適な靴を考えるというテーマで語り合うという趣旨のイベントでした。こういうイベントでは色んな人の考え方・スペシャリストならではの意見を聞く事が出来るので非常に面白いです。

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△真剣に勉強中

 

残念ながらイベント中に写真をあまり撮ってなかったので、文章中心です…無念。
まずは青柳さんから靴の選び方の基本について講義。フォーマルな場では黒の内羽根ストレートチップ…といった超基本的な内容から、なぜその靴を選ぶべきなのかという理由についてまで勉強しました。まぁ集まっているのは靴好きばかりですので、新たな知識というよりは「おさらい」でしょうか。

 

 

 

次に参加者は3つの班に分かれます。スタイリングごとに色んなシチュエーションが設定された「ドレススタイル」と「カジュアルスタイル」の2つ通りのスタイルに合わせて靴を選ぶのですが、それぞれ「定番の靴」と「ハズしの靴」の各2足ずつで合計4足をチョイスします。
参加者は皆オシャレ好きですので、単に自分好みの靴を選ぶだけならそれほど悩まないのですが、それぞれ課せられたシチュエーションを鑑みることです。というか、これこそ今回のイベントの真髄とも言える部分ですね。

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例えば『夜は和割烹で海外の要人を接待』というシチュエーションならば、「靴の脱ぎ履き」と同時に「要人に対して失礼でない」という条件の元で選ぶことになります。
要人ともなればドレスコードを分かっている可能性大ですから、脱ぎ履きしやすいからとカジュアルなローファーはリスキー。しかし、要人たちが靴紐を結んでいる間にササッと会計を済ませたり先回りして裏方の仕事をしないといけないので、脱ぎ履きしやすい物になります。
というわけで、この時にピッタリなのは「ドレス感のあるエラスティックシューズ」や「履きなれたダブルモンク」等が該当します。

 

 

周りの人々や場のことに想像を巡らせて、なおかつ自分に相応しいものにするという、靴選び一つとってもスタイリングとは難しいものです。しかし、それがまたスタイリングの面白いところでもあるんですよね。イベント中では青柳さんから愛のダメ出しもありましたが(笑)、こういうスタイリング遊びみたいなことをやって楽しい時間を過ごしました。

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△分かりやすい解説をして下さる青柳さん

 

ところで、このイベントでは青柳さんともう一人、コロニルのレザーケア用品を取扱うエスアイザックス商会の方が講師で来られていたのですが、なんと実はこの方は私のInstagramのフォロワーさん!お互いにこのイベントに参加していると知らず、当日まさかの対面という嬉しいハプニングでした。

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△私の猫背感やばい

 

 

イベント終了後は参加者の皆様や、大野編集長・青柳さんたちと少しの間談笑。服の話やMEN’S Exの特集のことなど色々と話してきました。
お二方とも記念撮影にも快く応じて下さいました。ありがとうございます。

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ちなみに、寺本副編集長さんはじめMEN’S Ex編集部の皆さん・会場の阪急メンズ東京のスタッフの皆さん共にメチャクチャ親切だったのが印象的でした。一緒に連れてきた妻と娘のためにわざわざソファーや飲み物まで用意して下さって…感謝感謝。
靴を買うなら阪急メンズ東京がいいですよ!(PR)

 

 

 

この日はSpacca Neapolisのスカーフ。だいぶ前に買ったのにこの日が初出動。
似合っているんだろうか…これ……。

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革靴を履き下ろす前にやっていること

  • 投稿日:2016/10/18

革靴好きの方とお話していて、靴磨き方法とか使用クリームの話にはなるんですが、意外と履き下ろす前の「プレケア」の話にならないんですよね。

やっぱり最初だけの話だからなのか「そんなのもう常識だよ」って事なのか分かりませんが…。ってことで、今回は革靴を履き下ろす時に私がやっている、プレケア(自己流)について。

 

■プレケアの行程

私がやっているプレケアは大きく分けて以下の3つの行程です。

1.ホコリや汚れ・古いクリームの除去
2.皮革への栄養補給と柔軟性の確保
3.靴の調教や微調整など

基本的にどの革靴も買ってきたらこの3つの行程を経てから履き下ろしています。

高級靴店なんかだとある程度やってくれる事もありますけどね。

 

 

 

■1.ホコリや汚れ・古いクリームの除去

新品の革靴って凄くきれいなイメージがありますが意外と汚れてたりします。気の利いた高級靴取扱店だと、スタッフの方が時々靴の状態を見ながらケアしてくれてる事もありますが、そうでない場合も多々あります。基本的にそういうお店では買わないようにしてるんですけどね…。

 

まず、柔らかい馬毛ブラシで表面についたホコリを取り払います。
ホコリは湿気を吸ってカビの温床になったりするので、ホコリ除去は何気に重要な行程だったりします。
私が使っている馬毛ブラシはコロニルのこちら。大きめなので一回で広い面積のホコリを除去できます。スウェードの場合はこの行程はホコリ取りだけで充分な事が多いです。

 

次に表面についた汚れや古いクリームの除去。
古いクリームを放置すると汚れとして沈着してしまうことがあるので、なるべく除去しておきます。固く絞った柔らかい布で水拭きで良いと思いますが、私は栄養補給もできるサフィールノワールのローションを使っています。油性なので同じ油系のクリームの除去にも良いと思います。

 

 

■2.皮革への栄養補給と柔軟性の確保

買ったばかりの革靴は結構乾いてる事も多いので、栄養補給を行って革に柔軟性を取り戻します。
店員さんが購入時にケアしてから渡してくれる、気の利いたお店もありますけどね。

 

 

靴の皮革にとっての栄養は主に油分です。代表的なのはミンクオイルとかホホバオイルとかですね。
油が抜けて乾燥した革は柔軟性が失われているため、曲げ伸ばしした際に革の繊維がちぎれて最悪ヒビ割れに発展してしまう場合も。そうなってしまわない様に予め栄養補給して柔軟性を確保します。

 

私が使っているのはM.モゥブレィのデリケートクリームです。
皮革を柔らかくするラノリンが含まれていて柔軟性を取り戻してくれます。革が柔らかくなるので、履き始めの革の固さが幾分楽になります。

 

スウェードの場合はコロンブスのヌバック・スウェード用の栄養ミストを使っています。
ちなみにこのミスト、フローリングフロア上で使うとめちゃくちゃ滑りやすくなって転倒したりするのでご注意下さい(経験済)。

 

レザーソールの場合は、M.モゥブレィのレザーソールモイスチャライザーを使う事もあります。
特にグッドイヤーウェルト製法の靴の場合はソールが馴染むまで曲がりにくくて苦労することも多いので、モイスチャライザーで柔軟性を与えておくと多少馴染みが早くなるかも…かも…。

 

 

■3.靴の調教や微調整など

調教とか調整っていうとスゴそうに聞こえますが、なんてことはない「クセ付け」みたいなもんです。

前述の通りグッドイヤーウェルト製法の靴は、その構造上ソールが馴染んで屈曲しやすくなるまでに時間がかかります。そのため最初のうちはソールが上手く曲がらず、つま先部分が地面と擦れて削れてしまう事がよくあります。予め金属やラバーをつま先に仕込むという手もあるんですが、履き下ろす前にぐぐっと曲げてならすと多少マシになります。この時に、2の行程で柔軟性を確保してると曲げやすくなります。

 

この行程でついた甲のシワはずっと付き合う事になるので、特にコードバンの様にシワが思い切り入る素材の場合はボールペン等を駆使して好みのシワを付けることがあるそうです。
もし多少指等に当たる場合はストレッチャーを使って当たる部分を伸ばすこともあります。あんまり無理に変形させると靴を痛めてしまうので、ほどほどにしないと駄目ですが、この作業である程度楽になることもあります。

 

 

そんなに大した事はやってませんが、以上が私が行っているプレケアです。

最後の3の行程は本当に最初だけでしょうけど、1と2の行程については靴を履いていく上でも共通するケア方法ですので、これから靴磨きを始めるという方は良い予行演習になるかも知れません。

 

 

自分でやるのは自信がない…という方は、青山のBriftHや新橋・東京駅の靴磨き本舗などの靴磨き専門店でプレケアを受け付けている様ですので、そちらを利用してみても良いかも知れません。私の自己流プレケアよりずっと上手にやってくれると思います…。

 

 

 

 


JALAN SRIWIJAYA アデレードブローグ

  • 投稿日:2015/12/25

この2ヶ月くらいの間に何足も革靴が下駄箱に増えているので、流石に嫁の視線が痛いです。とはいえ革靴は価格高騰傾向ですので、ちょっと頑張ってでも買っちゃいますゴメンネゴメンネー!

で、買いました。JaranSriwijaya(ジャランスリウァヤ)の「98441」というセミブローグシューズです。

ジャランスリウァヤ98441

 

 

これで我が家のジャランスリウァヤはローファーUチップに続き3足目となりました。
どんだけジャランスリウァヤ好きなんでしょう私。

 

 

とても珍しいという程でもありませんが、セミブローグの中では少しヒネリの効いたアデレード型というタイプ。靴紐を通すレースステイ周りの意匠が竪琴の様になっている特徴的な顔つきです。

ジャランスリウァヤ98441

 

 

木型は11120番でサイズはUK7.5。以前に紹介記事を書いたユナイテッドアローズ別注のローファーとUチップはサイズがEU表記でしたが、こちらはUK表記。UチップがEU41でほぼUK7.5くらいでしょうか。

 

ソールは英国ダイナイトソール。未確認情報ですがレザーソールバージョンも存在する様です。

ジャランスリウァヤ98441

 

アッパーのレザーはフランス・デュプイ社のカーフレザー。なかなかきめ細かいです。

ジャランスリウァヤ98441

 

 

 

履き口が少々狭いのと甲がやや低めなので履く時はなかなかキツく感じるのですが、足が入ってしまえばなかなか心地良いです。馴染んでくると更に良い感じになると思われます。

価格は税抜き3万円を切っています。このコストパフォーマンスの高さは相変わらず凄いの一言。

 

 

ビジネスシューズの定番といえば、先日記事を書いたジョン・ロブ City2の様な内羽根ストレートチップですが、最近はビジネススタイルも世界的にカジュアル化が進んでおり、靴のデザインも同様にカジュアル化してる様に思います。

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△定番中の定番、内羽根ストレートチップ

場合によってはストレートチップだと堅苦しくなり過ぎちゃう時もあるんじゃないでしょうか。かといって遊び過ぎたデザインは…なんていう時に、ちょうど良いデザインが内羽根セミブローグ・クォーターブローグじゃないかと個人的に思っております。

 

流石に冠婚葬祭(特に葬)には向かないですし、業界や職種によっても違ってくると思いますが、カッチリめのビジネススタイルからノータイ・ビジネスカジュアルまで、かなり広範囲にカバー出来るタイプだと思います。

 

 

 

ちなみに私が欲しがってるチャーチのディプロマットというセミブローグシューズ。ディプロマットは「外交官」という意味だそうです。ストレートチップより融通が利きそうな、交渉事をする際には丁度いい塩梅なんでしょうか…。

 

 

 

Instagramにアップしたら、仲良くさせて頂いている某友人も全く同じモデルを愛用していて、やはり使い勝手が良いとのこと。早くも一軍入り確定ぽいです。

 

我が家のブローグシューズチーム(一足忘れてます)。
左からIngenuityのパンチドキャップトゥ、JALAN SRIWIJAYA 98441、宮城興業のフルブローグです。

ジャランスリウァヤ98441

 

ブローグシューズはメダリオンやパーフォレーションの微妙な違いで集めたくなるから危険です…。