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フリーランスウェブデザイナーArata-Atrasi-Takamiのブログ。服・靴・育児ときどき開発。

Tag Archives: CA4LA

帽子のお話〜ハット用ブラシが色々と捗る〜

  • 投稿日:2013/02/06

最近かぶる帽子といえば、フェルトハットかニットワッチくらいのもんで、昔みたいにハンチング・キャスケット等はあまりかぶらなくなりました。まぁ普段着が和装ですのでカジュアルなキャップ類を合わせるのはハードルが高いんですよね。単純にフェルトハットが好だというのもありますが。

 

初めて買ったフェルトハットはどこのブランドのものだったか覚えていませんが、3000円台くらいの安い中折れ帽だったと記憶しています。流石に15年近くくらい昔なので今はもう持っていませんが、結構気に入ってかぶってました。

 

さて、私が現在持ってるフェルトハットたちです。

本当はもう少しあるんですが、棚の奥のものは出すのが面倒だったので写真には写っていません…。
左上から時計回りに

・CA4LA 15周年ビッグマウンテンハット
・CA4LA 4.5 マウンテンハット
・NOブランド品
・レッターカッティングボーラーハット
・Edo Hat
・忘れました

です。

ほとんど黒かネイビー系のダークカラーのものばかり。一度血迷って白いフェルトハットを試着してみましたが、あまりの似合わなさに憤死しました。

 

ダークカラーのフェルトハットをお持ちの方はご存知でしょうがホコリがメチャクチャ目立ちます。きっと衣類等から出てる繊維が原因なんでしょうけど、白っぽくて目立つんですよね。

フェルトという素材はウールを圧縮して作るので、ホコリなどが繊維の間にはさまるように付着しやすい傾向があります。少しでもホコリっぽい場所に置いておくと、まるで星たちのようにホコリが点々と付いてしまいます。このまま放っておくとどんどんホコリが溜まり、全体的にくすんでしまったりします。

 

ホコリを除去するのに粘着クリーナー、いわゆる「コロコロ」とかを使うんですけど、表面のホコリは除去できても繊維の奥まで入り込んでしまったホコリの場合は除去するのは難しいです。

 

で、私も帽子用ブラシを購入しました。CA4LAのオリジナルブラシだそうです。

毛は柔らかな馬毛。サイズは25cm(ブラシ部分は15cm)ほどのもの。お値段は3,800円くらいでした。高いのか安いのか知りませんけど。

▽1万円近くするようなブラシもあります…!ゴクリ…

 

 

で、実際使ってみると…かなりホコリ取れます。マジで!

いやーもうコロコロなんざ目じゃないよってくらい奥に絡みついたホコリが綺麗に取れます。やはりブラシの毛先が繊維の間に入り込むんでしょうね、表面だけを撫でるコロコロとは全然違いますね。

このブラシは馬毛ですが、他にも固めでハリがある豚毛ブラシ等があります。帽子の素材がしっかりした生地のものでしたら、豚毛の方が向いているかも知れません。


 

帽子用のブラシはこのようにカーブしています。このカーブがあることで、丸みを帯びた帽子の形状にフィットして隅々までブラッシングできるんですね。一般的な洋服ブラシはカーブしていない事が多いので、丸みのある部分のブラッシングが難しかったりします。

 

 

せっかく買った帽子ですから、綺麗に使いたいですよね。

ちなみに、ちょっと文脈上コロコロについて否定的に書きましたが、表面のホコリをサッと除去するのには便利です。もし粘着力が強くて生地を痛めないか心配…と言う時は、ホコリ等がついていない布などに一回使って粘着力を弱めてから使うと、帽子の生地を痛めずに済みます。

 


帽子のお話〜和装に合う帽子ってなんだろう〜

  • 投稿日:2013/01/10
By: bixentro

私はプライベートではしょっちゅう帽子をかぶっています。某アパレルブランドに勤めていた頃もずっと帽子をかぶってました。

どういうわけか昔から帽子と靴はやたらと好きで収集癖みたいなものもあり、親からは「帽子道楽」「靴道楽」などと言われたりしていました。別に「コレクションしよう!」というつもりは無かったんですが、服にかける独特な予算編成が私の中にあった様です。

昔から帽子好きな私ですが、SOU・SOUの服に出会った頃はコーディネートに悩みました。SOU・SOUの服はいわゆる「和装」をベースにしたものなんですが、和装における帽子というのは洋服のそれに比べて驚くほどパターンが少ないんですね。髷(まげ)などの文化があった背景もあるんでしょうか。貴族の冠や烏帽子、笠、利休帽、頭巾など色々あるにはありますが、そのままカジュアルに落としこむのはちょっと難しそうです。というか、あまり売ってないです。

今回は自分なりに色々と七転八倒した帽子遍歴を少しまとめてみました。

 

 

SOU・SOU(和装)にあう帽子

SOU・SOUの服を着始めた頃は、ほとんど帽子をかぶっていませんでした。自慢じゃないですが、結構な種類の帽子を所持していたにも関わらず、まるで合わせることができませんでした。和装+帽子というのは難しいジャンルなのかも知れません。

当のSOU・SOUさんでも色々と挑戦されているようで、兜や笠をモチーフにしたようなものや、金田一耕助がかぶってそうなその名も「金田一」なる帽子を販売していたようです。(よく着物にハンチング帽を合わせている方がいらっしゃいますが、SOU・SOUの若林社長はどうやらハンチング帽を合わせるのはお嫌いな様です)

 

中折れハット

着物に中折れハットを合わせるコーディネートは割と定番かも知れません。なんとなく明治・大正・昭和の雰囲気が出ます。夏は着物にカンカン帽を合わせるのが大正・昭和に流行したことがあるそうで、そのせいもあって違和感をあまり覚えずに合わせれます。個人的にはパイピングやリボンのデザインがあっさり目の方が合わせやすいと思います。

下記はSOU・SOUの京縮み風靡上下(浴衣みたいなもの)に中折れのストローハットを合わせた例。夏向きです。(ロケーションとモデルが酷いのは気にしないでください)

中折れストローハットは愛用している「NOL(ノル)」というブランドのストローハットです。とある帽子店で出会って以来、ストローハットはNOLのものを使っています。かなりシッカリしたフェルトハットに近い仕上がりでワンシーズンではへこたれません。値段は5000円〜8000円前後のラインナップが多いようで、品質を考えればワンシーズンで死んでしまう安物ストローハットを毎年夏ごとに買うよりリーズナブルな気もします。

和装+中折れハットで気をつけないといけないのは、コーディネートの仕方によっては「寅さん臭」がハンパないということです。もちろん狙って「寅さん」にするなら良いんですが、寅さん臭がすごすぎるとだんだん和装というよりコスプレに見えてきます。(ちなみにCA4LAで寅さんモデルのハットを制作したようですので、興味のある方はこちらをどうぞ)

最近は太ったせいもあり帽子のせいではない「寅さん臭」が凄くなってきたので、そろそろNOLの中折れも卒業しようかなーと思っていたりもしますが…(笑)

 

ボーラーハット

中折れハットでは定番すぎるので、少し遊んでボーラーハットを合わせるのもアリだと思います。中折れハットほど馴染みは無いかも知れませんが、慶応〜明治初期頃には既にボーラーハットも日本に入ってきていたと言われており(当時は山高帽と呼ばれていたそうです)、羽織袴にマントとブーツとボーラーハットを合わせるという大胆な和洋折衷スタイルも文明開化期には存在したらしいです。

上記はお台場に訪れた際、ツイート用で撮影した一枚。「RetteR(レッター)」というブランドのボーラーハットとモスリンの宮中袖風靡と合わせています。ボーラーハットだと中折れハットにありがちな「寅さん臭」は消えます。最近は中折れハットよりもこちらの方がヘビーローテーションです。

 

マウンテンハット

中折れ・ボーラーとくれば、その延長でマウンテンハットもいけるだろうと。基本的には中折れ・ボーラーと同じ様な感じなんですが、頭頂部が尖ったように凹んでいるのが特徴です。ここ最近のトレンドなのか、数年前から様々なブランドでマウンテンハットがリリースされていますので、探せばバリエーションも沢山あると思います。

上記はSOU・SOUのモスリン風靡(着物みたいなものです)・羽織に合わせた「CA4LA(カシラ)」オリジナルのマウンテンハット。個人的には少しフックを効かせたい時に合わせます。

そんでもって最近手に入れた更にフックを効かせたい時用のもう一つのマウンテンハット。

「あれ?なんか頭でかくね?」と思った方、正解です。これはCA4LAの15周年アニバーサリーで商品化されたビッグサイズのマウンテンハットです。サイズはビッグですが頭周りがクッションの様になっているので普通にかぶれます。それでも頭頂部との間に空間があるので、黒柳徹子みたいに飴玉でも仕込もうかなと検討中です。

実はこれ、元ネタがありまして。パンクバンドの元祖とも言われるセックス・ピストルズを世に送り出した、デザイナー兼マネージャー「マルコム・マクラーレンW」が愛用していた巨大マウンテンハットがオリジナルなんですね。だからヴィヴィアンウエストウッドから同様のものがリリースされています。つまりどちらかと言うとパンクアイテムなわけです。ここまでくるとパンチが効きまくり過ぎてて、和装に合うとか合わないとかそういう問題ではなくなっています(笑)

 

 

 

とまぁ、だいたいハット系に落ち着いている気もします。個人的には耳付きのニット帽とかフライングキャップを忍者とかの頭巾風にアレンジしていけば、ハット系とはまた違った魅力のある「和装に合う帽子」になると思います。私は帽子屋ではないので作れませんし言うだけですが(笑)

 

 

ちなみに冒頭で紹介した利休帽てのはこんなのです。

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意外とお高いのだなーという印象。そして一歩間違えば…いや間違わなくても料亭の主人に見えてしまいそうな気がします。

 

和装における帽子というのは、何気にけっこうな「のりしろ」が残されているように思います。新しい和装用の帽子を提案したり、大胆な和装とのコーディネートを考えだすのも、結構面白いかも知れませんね。

 

最後に個人的にチェックしている帽子屋さんを一部。