私にとっては高嶺の花のタイ・ユア・タイのセッテピエゲタイですが、セール等の巡りあわせで上手いこと何本か購入することができました。

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セッテピエゲとは「七つ折り」という意味で、その名の通り芯地のない七つ折り構造になっています。一般的な芯地入りのネクタイに比べスカーフの様な独特の柔らかさがあるのですが、使用する生地量が多く製造には高度な技術が必要になるので高価であることが多いです。

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△開くとコブラの頭みたいなので東京コミックショウごっこできます。

ゴールドスネークカモン!

 

それぞれ独特の存在感を放っているので、スタイリングする際はネクタイだけが悪目立ちしないように注意しています。まだまだ私自身よりネクタイのレベルの方がずっと上。ネクタイに締めさせてもらってる感が拭えません…。

 

裏地も無いことが多く、ハンドメイドならではの画一的ではない「ユルさ」のある剣先が、こなれた雰囲気を醸し出しています。あえてキッチリしないことで、実際に締めてフワフワと揺らいだ時に豊かな表情を見せます。剣先も長さを揃えずに小剣を長めにしてバラけさせるのがタイ・ユア・タイのスタイルです。

▽タイ・ユア・タイの創業者フランコ・ミヌッチ氏
FrancoMinucci
[出展] Simple Technique. / 小野田 史 ONODAHITOSHI

現在、創業者のミヌッチ氏はタイ・ユア・タイから退かれていますが、Franco Minucci名義でネクタイをリリースしていますので、そちらもチェックしてみると面白いと思います。

Franco Minucci / BEAMS ONLINE SHOP

 

 

先日阪急メンズ東京のオータムナイトに遊びに行く際のスタイリング。パーティっぽくしたのでゴールドのネクタイが上手くハマりました。

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スーツはソブリン、チーフはマリネッラ、足元はジョン・ロブです。マリネッラのチーフがいい感じにカッチリめのロブと遊びの効いたタイとの間を取り持ってくれた気がします。

 

春夏限定な感じですが、手持ちの中でも意外と使いやすかったのはこのボタニカル柄。他のタイ・ユア・タイのネクタイよりも柔らかいので、ほとんどスカーフです。

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秋冬に活躍しそうな、レジメンタルストライプに植物柄を合わせたような茶系のタイ。独特な柄です。

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ベージュ系のスーツに合わせると秋らしくなりますね。

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△晩夏のオッサンの様子…(セミではありません)

 

こちらのベージュカラーのものは柔らかくスカーフっぽい感じ。

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使いやすそうでいて結構主張の強いソリッドタイ。綺麗な色を活かしてスタイリングしたいところ。

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また2015年の秋冬物のラインナップが登場している様なので、見れば見るほど危険です。物欲的な意味で。

 

セッテピエゲタイは色んなブランドで出していますが、タイ・ユア・タイのセッテピエゲタイはまさしく「締めることを楽しめるネクタイ」とも言えるでしょうか。だからといって決してファッショントレンド的なものではなく、締める人のスタイルを現すのには強烈なアイテムになり得ると思います。

まだ青山の直営店には行ったことがないので、機会があれば行ってみようと思います。

 

 

ところで私が愛用させて頂いているスーツ店「ONLY(オンリー)」ですが、タイ・ユア・タイの日本法人となるタイ・ユア・タイ・アジアはオンリーとタイ・ユア・タイの合弁会社なのだそう。

 

知らなかった…(;´∀`)