ネクタイのお話

先日、久しぶりに新宿方面に行く機会があって伊勢丹メンズ館に寄ってきました。特にお目当てというのは無かったのですが1Fのネクタイ売り場を見てきました。

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ちょうどセール品もだいぶ無くなって春夏の新作が出始めており、どんなのあるかな〜と流し見しておりました。するとバレンタインプレゼント用なのかネクタイ売り場には多くの女性客。そういえばクリスマスシーズンにもこんなの見たな…。真剣な眼差しでネクタイ…というか値札をチェックする奥様、キャ~カワイイ〜♪と完全に自分の趣味丸出しでネクタイ選びをする若い女性グループ…うーん、お相手の男性が普段身につけているスーツやシャツや靴まで目を配っていると良いんですが…。

正直ネクタイのプレゼントは鬼門です。有名ブランドの名前が入ってるからってヘンテコなネクタイ持って来られても困ります…。少なくともランキングサイトで上位たったからって理由で買ってこられたら嫌ですね…。

 

かの著名な服飾評論家の故・落合正勝W氏が「まず投資すべきは靴で、次に投資すべきはネクタイ」と仰ったとか。それだけ重要度の高いアイテムですが、落合正勝氏の様に高級ネクタイを100本以上も用意できるほど財力がございませんし、単に高いネクタイを締めていれば良いってもんでも無いのが難しいところです。結局バランスなんでしょうね。

 

私が仕事用として普段使いしているネクタイで一番多いのは「鎌倉シャツ」のネクタイ。ベーシックな色柄が中心で品質もなかなか。値段も一本5,000円(税別/記事執筆時点)と高すぎず、平均的なサラリーマンの年収なら無理なく揃えれるのが嬉しいです。

これも鎌倉シャツのネクタイ
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特に50オンスシルクを使ったネクタイを時々発売するのですが、そのソリッド(無地)のものは非常に使い勝手がよく、程よく肉厚で見た目に高級感もあるのでプレゼント用にもオススメです。ドラマ「俺のダンディズム」で登場した英国有名ネクタイブランド「Drake’s」の50オンスタイと同等の生地を使っているらしいです。

私もパープルの50オンスタイを一本もってます。
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その他には「Franco Bassi」「SCHIATTI」「Cricket」あたりが多いです。この辺は通常価格が鎌倉シャツより幾分高めになりますが、アウトレットやセール等を駆使して1万円以下くらいになったところを狙って購入する場合が多いです。

 

セールといえば、お正月セールで入手した私の持ってる中で最高額ネクタイは「TIE YOUR TIE」のもの。色柄の美しさと結んだ時の色気たっぷりな結び目にヤられてしまいました…。通常価格ですと3万近くしますので、滅多に手を出せないネクタイです。所帯持ちの方は奥様の許可必須です。

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こちらもドラマ「俺のダンディズム」で紹介されていましたが、セッテピエゲと呼ばれる芯地を使わずに表生地を折りこんで作る贅沢な製法で、一般的な芯地有のネクタイには無い何ともいえない柔らかさがあります。正直なところ、まだ自分がネクタイに負けている気がしてあまり使っていません…。

 

あれこれネクタイのブランドについて書いといて身も蓋もないですが、最終的にはネクタイのブランドよりも本人がどう着こなすかの方が重要かも知れません。ノットやディンプルは常にカッコよく決めてみたいものです。

ノットといえば「THE RAKE」というセレブ雑誌(買ってる人は私をはじめセレブじゃない気がする)に、英国王室の洒落者として名高いマイケル・オブ・ケントW王子が載っていました。


この方は太めのネクタイをオーダーして、大きめのノットにしています。私のあまり大きくないノットでディンプルを作って小剣をチラ見せして…というスタイルとは随分違う気がします。こんなのもアリなんですね。

 

ちなみに私、小剣ずらしをやるときに必ず小剣が左胸側に寄ります。癖なのかな…なんででしょう。ちんkも左寄りがどうの…この話はやめましょう…。