地下足袋園児、爆誕

あまりにブログを更新しなさすぎて、自分でもブログがあることを忘れかけていました。

ブログ休止状態に陥る前に「スーツのうんちゃら」っていう、今思えばしょーもないレクチャー記事(笑)を書いていましたが、本当にしょーもないし今のご時世ググればなんぼでも素晴らしい情報は出てくるので全部削除しました。楽しみにしていた方なんて居ないと思いますが、もし少しでも読んでいた方がいらっしゃいましたらスイマセン。

 

以前にも書きました通り、プライベートではSOU・SOUという京都のブランドの服を好んで着ております。和服ベースなせいもあってか着心地も楽ですし、地下足袋も最初こそ慣れないものの慣れてしまえばそこらのスニーカーよりも力が入りやすくて楽です。

親バカが爆裂して娘にも地下足袋を履かせてやりたくて、SOU・SOUに娘のサイズが無いもんだからと祭り用の地下足袋を買っては布ペンで絵を描いてあげる様になりました。

20131027-DSC_1091

 

そんな娘も来年の春からは幼稚園!でっかくなりました!重い!重いんだコノヤロー!

決してお坊ちゃま・お嬢様系のハイエンド私立じゃないとは思うのですが、娘が通う予定の幼稚園にも一応「制服(クレヨンしんちゃんみたいなやつ)」というものがありまして、幼稚園に入ったらその制服を着て通うことになります。

一式で25000円しやがります。相場的には安いほうかも知れませんが。
そんな娘の制服の話をしていて、ふと浮かんだ疑問。

地下足袋ってOKなの…?

現代の傾奇者を自称する根っからの社畜パンクスである私としては「地下足袋通園」は全くもって問題ないわけですけども、そこはやはり一児の父。他の子供たちと一定の「社会性」「協調性」は持ってもらいたいと思うのと、親としても他の保護者の目が気になるわけであります。
悲しいかな、10代・20代と尖りまくったバンドマン時代を過ごしてきたと自負してはいても、事なかれを愛してやまない日本人の血が私の身体にも脈々と流れているのです。

SOU・SOUへショッピングしに行き店員さんに「新作ですよ!」と差し出されたのがロックスターよろしくなオール豹柄の羽織で、以前の私だったら「キメちゃいますか…ニヤリ」だったのが、今となっては「保護者の視線が気になるんです…」という弱体化っぷり。

「もう少し地味にしておきます〜」と遠慮しつつも、自宅のクローゼットを見たら金色に輝く象が乱れ飛ぶ羽織があったりして、シンプルイズベストとは重要であると再確認するわけであります。いや、金色の羽織は着るけどね。

 

地下足袋NGであったらば、我が娘には一体何を履かせるか。やはりスニーカーになるのか。しかし我が子はほとんど地下足袋しか履いてこなかった子です。自分で脱ぎ履きできるのも地下足袋であって、スニーカーなんてよく分かっていないに違いありません。

「地下足袋ばかり履いてたがためにスニーカーの履き方を知らない」

こんな特殊過ぎる悩み、一般的なご家庭のお子様が持つわけありません。今更ながらに我が親ばかの弊害を悔やむことになったわけです。

 

後日、妻が幼稚園に行き恐る恐る「あのぅ〜地下足袋ってどうなんでしょうか…」とお伺いをたてたところ

「自分で脱ぎ履きできるなら問題ないです〜」

という、あまりにもシンプルな回答を頂きまして、我が娘は入園後もしばらくは地下足袋園児として通園することになったのです。

 

いや、スニーカーの一つくらいは買ってやらんとならん。