最近はMac App Storeであまり買い物してなかったんですが、久しぶりにちょっと買い物しました。こないだ書いたLogic Pro Xではありません。
購入したのはBywordというアプリ。いわゆるテキストエディタです。
ブログを書く際、WordPressの入力欄がどうも文章を書くのに集中できない気がして、いつも何かしらエディタで書いてからコピペ・編集してアップしています。
今まではコーディング等でも使う高機能エディタ「Jedit X Plus」とかで書いてたんですが、正直なところそこまで高機能じゃなくて良いんですよね。
というわけでMac標準のテキストエディットとか使ってました。Mac標準のテキストエディットは機能こそシンプルなんですが、動作も軽くて結構嫌いじゃないです。
しかし、ここ最近になって娘の行動範囲が広くなってきており、マシンの前でカタカタと記事を書いていると
「だっこ!だっこー!きゃりーちゃん!パンマー!(←パンダのこと)」
と色々ねだってきます。つまり「きゃりーぱみゅぱみゅのPV見せろ」とか「YouTubeでパンダの映像見せろ」と要求してきてるんですね。AppleTVでテレビに映してあげても私の膝の上に乗りたがるのは、何か一歳児的に譲れない部分があるのでしょう。パパとしては甘えられて嬉しい半面、全くといって良いほど記事制作が進みません。
それで思いついたのが、通勤電車内とかでiPhoneで記事を書く方法。iPhoneで記事を書いてやろうと。
Mac標準のテキストエディットにはiCloudの同期機能がついているので、これを利用してiPhoneで編集すれば…
[悲報] iPhoneからテキストエディットの書類開けない
そうです、そうなんです。「メモ帳」アプリはiCloudで同期・編集できるんですけどね。
色々調べたんですが、iCloud上で同期してiOSでも編集までできるアプリとなると「メモ帳」か或いは「Pages」というAppleがリリースしている高機能エディタソフト(Microsoft Wordに近いと思います)になるようです。
うーん…やっぱPages売りたいのかなー…Apple的に。
他にはiCloudを使わずに、Dropbox上に書類ファイルを置いてやるとか、Evernoteを利用するとかって感じになるようです。
いや、まぁそれでも良いんですけどね。できれば文章書く時はあまり周りに意識を取られたくないといいますか…。シンプルな編集画面でシンプルな機能でやれないかなーと思っていたんですね。
そして出会ったのがBywordというアプリケーション。Mac版とiOS版があります。
iCloud経由で同期できて、標準テキストエディットに近いシンプルさ。まさしく私の求めていたブログ記事エディタです。値段はもうちょい安かったら嬉しかったんですけどね。贅沢は言えません(笑)
まずはMac版です。
メニュー項目等は全て英語で日本語化はされていないようですが、使い方は非常に簡単ですので問題ないと思います。
設定画面(command+,)では白背景・黒背景のほか使用フォント等が選択出来ます。
メニューバーの「View」から表示オプションで「Enable Paragraph Focus」とかを選ぶと下記の様に入力中の段落にフォーカスしたりできます。
全画面にするとかなり文章制作に集中できそうです。
何気にスペルチェックや文書内検索も充実しているようです。使ってませんが。
次にiOS版です。iPadではまだ試していないのでiPhoneのみで。
前述のとおり「iPhoneでも編集できたら」というのが今回のエディタ探しの出発点でしたので、iPhoneでの入力インターフェイスが良くないとダメなんですが、iOS版の方もかなり良い感じだと思います。(ちなみにこの文章はiPhoneから書いています)
背景色やフォントを設定できるのはMac版とほぼ同じで、動作も安定しています。
最初、アプリを立ち上げてすぐ表示される「Setting」内にDropboxの設定程度しか無かったので、iOS版は背景色とか弄れないのかなーと思ったら、書類制作画面の右上にあるギヤ型アイコンから→Preferenceで設定できました。なんでこんなとこに…。
別にテキストエディタに限った話ではなく、文章を打ち込む系のアプリに共通して言えることだと思いますが、iPhone・iPadのようなタッチデバイスで文章を書くというのはキーボードを叩いて入力するのとはちょっと事情が違います。
個人差があるとは思いますが、iPhoneでの入力はキーボードのローマ字入力よりフリック操作で入力する事が多いんじゃないでしょうか。やはりiPhoneの小さい画面であの英字キーボードの細々した文章を打つよりも、フリックで打つ方が日本語に関して言えば個人的には楽だと思います。
しかし、フリックの場合ですとボタン数が少ないぶん、打ち込める文字種に制限が出てきてしまいます。「(」を打つ時にいちいちキーボード種別を変更するのは結構かったるいんですよね。
Bywordの操作画面では、キーボードの上に文字数カウンターが表示されているのですが、この箇所をフリックすると「(」等の記号を打ち込む補助パネルのようなものが出てきます。入力しなおしボタンがあるのも嬉しいです。
↓
括弧のはじめである「(」を選んでから文字を入力すると、自動的に「(」だったパネル内のアイコンが「)」に切り替わります。こういう小技がニクいですねー。
iOS標準メールとかSafariには搭載されていない、カーソル位置の前後ボタンも嬉しいです。メーラーで言えばデコメーラー等にも同様のボタンがついていて便利だと思うんですが、これってiOS標準でサポートしてくれないですかねー。
まだざっくりと触ってこの記事一つしか書いていないので、突っ込んだ感想は書けないのですが、触ってみた感じからすると非常に使いやすい印象です。Mac&iOSユーザで記事を色んな場所から編集したいというブロガーさんには、結構使えるエディタじゃないかと思います。
ところで、なんか更に450円払ってPremiumとかってのにすると、WordPressとかSNSに投稿するのも楽ちんになるみたいですが…とりあえず様子見です(汗)