我が家では結構前から定額動画配信サービス「hulu」を契約しているのですが、8/13までの期間限定でアニメ「[W:北斗の拳]」を配信していました。

 

私と同世代くらいなら流石に北斗の拳を知らない人はいないと思います。アニメが放映されていたのは1984年ですので、私は当時5歳で厳密にはリアルタイム世代では無いと思うのですが、続編の「北斗の拳2」を含めると1988年までの実に4年間も放映していたほどの人気作品ですので私の世代も漏れ無く「北斗の拳ごっこ」をやって遊んでいました。

 

しかし、内容的には結構グロテスクな表現も多く、女性はあまり見たことが無いかも知れません。嫁も北斗の拳のタイトルは知りつつも見たことは無く、huluで配信された時に私から「一緒に見よう」と半ば強引に見せたのでした。

 

 

第一話「神か悪魔か!?地獄にあらわれた最強の男」を見せた時、嫁はボンヤリとした表情でつまらなそうに

「眉毛太いなー」
「モヒカンだらけじゃん」
「ハーモニカうめえ」
「うわ人爆発した」

と、まあ割と予想通りの反応。

 

それでも「だんだん面白くなってくるから」と言い聞かせて第二話・第三話…と見せていったのでした。

 

 

 

嫁に変化が現れたのは第八話「経絡秘孔を突け!悪党どもに鎮魂歌はない」。

この回では、悪党集団「ゴッド・アーミー」の本拠地に乗り込んだ主人公・ケンシロウを心配するあまり、ケンシロウに想いをよせる少女・リンが車を運転して追いかけてしまうのです。

rin

公式な年齢設定が無いのでリンがいくつか分かりませんが、風貌からして恐らく小学校3〜4年生くらいじゃないでしょうか。どう考えても足手まといです。

 

そんなリンの様子を見た嫁が

 

「おいリンでしゃばんなよ」

 

と一言。

 

一応フォローしておきますと、嫁は普段はどちらかと言うと柔和な性格で口調も穏やか。争いごとを好まず、人の失敗に対しても割と寛大な方だと思います。そんな普段は穏やかな嫁ですらリンの行動に対してイラッとしたらしいのです。

 

 

その後もちょくちょく、ケンシロウを心配するあまりに突発的な行動を起こしそうになるリンと、それを静止する少年・バットのやりとりが出てきます。

bat
その度に嫁は「お前は黙ってろ」「バット、押さえつけてしまえ」などと苛立ちを隠せない様子…。

 

イライラが溜まり始めたのか、その苛立ちの矛先はリンだけに留まらず、ケンシロウの宿命のライバル・シンにまで及びました。

shin

シンはケンシロウの恋人・ユリアを力づくで奪い去った過去があるのですが、かなり強引かつ一人よがりなタイプでして、突然「ケンシロウを捨てて俺の女になれ!」とムチャクチャ言ってみたり、恐怖で支配した街や宝石(盗品)をプレゼントしたり、いわゆる典型的な恋愛ベタなんですね。そんな一生懸命な空回りなシンに対して当のユリアはそっけない態度。その度にシンは「なぜだ!ユリアはなぜ俺を愛してくれんのだ!」と嘆くんですが、嫁が毎回「あたりめーだろ!いい加減気づけ!」とツッコミを入れるのです。

挙句、シンがユリアに巨大なユリアの石像をプレゼントした時には、「いらね〜」と一言。いやまあその通りなんですけどね。

yuria
△センス無さ過ぎな石像のプレゼント

 

その後も、何度も何度もお約束のごとく出てくるユリアを奪われる時の回想シーンなどにイライラし、嫁はどんどんと闘気をまとい始めるのでした。それでも見ることをやめない嫁。

執念!嫁を変えたのはhuluが教えた執念だ!

 

 

 

そうしてイライラしながらサザンクロス編・風雲竜虎編・乱世覇道編と見ていくのですが、ついに!

8月13日 23時!

 

北 斗 の 拳 配 信 終 了

 

しかもこれから最大の敵・ラオウといよいよ最終決戦に突入する第100話「究極の奥義無想転生!ラオウ、遂にお前を追いつめた!!」を見たところで…!

 

ついに嫁の怒りは頂点に達し、まだ何とか続きを見れないかとAppleTVのリモコンを何度も何度も凄い勢いで押すのでした。それこそ経絡秘孔を突くケンシロウかのごとく…。まあ「もっと早くから見始めるべきだったのだ」と、huluから現実という名の北斗残悔拳を食らうわけですが。

 

 

次は11/30まで期間限定配信の「機動戦士ガンダム」を見るよ!