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フリーランスウェブデザイナーArata-Atrasi-Takamiのブログ。服・靴・育児ときどき開発。

Tag Archives: 傾奇者

金乱倶楽部〜初陣編〜

  • 投稿日:2012/11/15

どうも、先日「金乱倶楽部」に入部したアラタです。

(金乱倶楽部〜入部編〜はこちらから)

入部したは良いものの、私が食あたりで高熱を出し、その次は嫁が風邪と乳腺炎で不調になり、最後は娘がRSウイルスに感染するという、高見家総崩れ状態だったために金乱を纏って出かけれないでいました。

しかし!ついに先日、金乱を纏ってお出かけしたのです!(ちなみに私が着ているのはこちらです)

この羽織はリバーシブルで金乱柄と濡羽色(ぬればいろ)の両方が楽しめます。昔から割と派手好きな私でも、流石に木村英輝氏の迫力あるFlyingElephantを背負うとなると少しばかり身構えます。

なんたってこの配色…かなりパンチきいてます…。うむむ…。

 

でも記念すべき初陣で気圧されて良いのか!?私が金乱を堂々と纏わんでどうする!

と、金乱柄を表に出して出かけることにしました。

鏡の前でニンマリする私…それを見て半ば呆れ顔の妻…羽織の裾に隠れて遊ぶ娘…。なんだこの画。

 

 

実際に外出してみて分かったのですが、視線ハンパない。帰り道に近所のダイエーで食材を買いに立ち寄ったのですが、

すれ違いざまにオバちゃんが「Oh!」の顔(*O*;

レジ待ちの列のおっちゃんがポカーンの顔( ゚д゚)

そして何より買い物カゴのぶなしめじが全然似合わない

 

まぁ予想通りといえば予想通りですが…。SOU・SOUの服が「傾衣(けいい)」という「傾く(かぶく)」ための服だから、まぁ用途には合ってるんじゃないでしょうか…。

ちなみに「傾く」というのは、漫画「花の慶次−雲のかなたに−」を読んだことがある方ならご存知と思いますが、何か人と違うことをしたり常識外れで異様なさまを意味する言葉で、「歌舞伎(かぶき)」の語源になったと言われています。異様なものを見て人々が首を傾(かし)げることから「傾く」といい、そこから常識外れなことをしたりアウトロー的なことをする人を「傾奇者(かぶきもの)」と呼んだそうです。

だからまぁビックリされるのは当たり前と言えば当たり前なのかも知れません。個人的には周りにビックリされたり見られたくて着てるんじゃなく、単純に好きだから着てたりするんですけどね。

 

そういえば、意外かも知れませんが、この金乱柄にしろ足袋にしろ子供はあまりジロジロ見たり気にしたりしないですね。「こういうものなんだ」とすんなり受け入れているように見えます。

自分もそうですが、大人になるといつの間にか「これはこういうもの」「これはこうあるべき」という何か枠組みのようなものを自分の中に作ってしまって、その枠組みからハミ出したものに対して違和感や酷い場合は嫌悪感まで抱くことも有るのかも知れません。もちろん自分自身のスタイルの様なものはそうやって形成されていく部分もあるので、それが絶対に悪いこととは限らないのですが、その自分の枠組みが時として良くない方向に行ってしまうこともあるかな…なんてことを考えさせられます。

足袋や和服も「鳶職人が着るもの」「お祭りの時に着るもの」という固定観念のようなものがどこかにあるかもしれません。今は確かに夏の浴衣か成人式くらいしか足袋・和服を着る機会は無いのかも知れませんが、もともとは日本の伝統的な普段着だったわけです。

一部の着物業界で「着物の正しい着方」と言ってみたり、高価だったり、世の中の流れだったり、まぁ色々あってなんでしょうが、いつの間にか和服が日本人にとって良くない意味でも特別なものになってしまったのは、もしかしたら少し残念なことかもしれないですね。「伝統を守る」という意味では凄くいいことでもありますが、過度に様式化されてしまうと敬遠されてしまうことも往々にしてあるんですね。(お、我ながら何やら偉そうなこと言ってるぞwww)

 

 

ああ、原宿くらいになるともっと目立つ人いっぱいいます

 

 

 

出先の授乳室前で授乳中の妻と娘を一人寂しく待っている時、ヒマを持て余した私は自撮りして遊んでいました…ナルシストやな…

 

キメ顔(キリッ

 

ドヤァ

 

あーいぐーッ!

 

※これは間違った傾き方です