靴のサイズについて何人かの友人たちから質問をされました。個別に答えてるのもアレなんで、今回はそんな彼らや彼らの様な人たちに向けた記事を書きます。後ほど友人たちにはURLを送ります。
革靴にハマり始めた時の「あるあるネタ」じゃないかと思うんですが、革靴にハマる前に比べてハマりだしてからは小さいサイズの靴を履くようになった…なんて経験をした方も多いと思います。私自身経験があるんですが、革靴に関心が無い時は適正サイズより随分大きめのサイズを選んでいて、革靴に興味を持ち自身の適正サイズが分かって選ぶ靴のサイズが小さくなる…という現象です。
日本は座敷文化で何かと靴を脱ぐ機会も多いので、やっぱり脱ぎ履きしやすい様に大きい靴履いちゃうんですよね。居酒屋とかでも脱ぎ履きする度に靴紐を緩めたり結んだりしてる人ってあんまり見かけないですしね。足つっこんでつま先をトントンと地面に打ちつけて足入れたりしてる人とかいますが…速攻で靴が傷みますよね、アレ。
適正サイズより大きい靴を履くと、靴紐緩めなくていいし圧迫感ないから楽な気がするんですけど個人的にはオススメしません。というのも、大きいサイズの靴を履いてると泣きを見ることになりかねないからです。
ざっくり説明すると以下の様な感じ。
1.楽だと思って大きいサイズの靴を履く
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2.靴の中で足が動いて、つま先の狭いゾーン(捨て寸)に滑りこむ
↓
3.親指や小指の側面が擦れてクッソ痛くなる
↓
4.痛みに耐えかねて更に大きいサイズの靴を履く
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5.2に戻る(以下ループ)
私はこれを何度か繰り返しているうちに、両足小指の側面がボコっと腫れてウオノメみたいになった事があります。もし適正サイズを知らずにあのまま大きな靴を買い続けていたら…おそらく今頃はもっと酷い状態になっていたと思います。
革靴は靴を基本的に脱がない欧米文化のものなので、適正サイズを選べば例え革が馴染んでも靴紐をゆるめなきゃ脱ぎ履きできない様に出来ています。しかし、いちいち紐緩めてらんねーよ!という方も大勢いると思います。靴大好きな人ならともかく、そうじゃない人は基本的に面倒くさいでしょうし。
というわけで、間違ったサイズを選ばずとも脱ぎ履きしやすい靴をまとめました。
私に質問してきた友人達はよく見ておくように!ついでにアフィリエイト広告から買い物をして私にお小遣いを落とすように!
◎ローファー
もはやド定番。基本的にカジュアルシューズに分類されるのでビジネス向きとは言えませんが、最近はビジネスシーンもカジュアル化してるし、日本国内で業界的に問題なくてジャケパンスタイル限定ならアリにして良いんじゃないかと思います。
△ローファーの代表格のペニーローファー。高校生もよく履いてる。
△唯一スーツにハマると言われるドレッシーなタッセルローファー。
◎モンクストラップ
特別脱ぎ履きしやすいというわけでもないんですが、慣れると片手でバックルを留めたり外したりできます。特にバックルの付け根がゴムになってるものは着脱しやすいです。
バックルが2つあるものはダブルモンクと呼ばれます。ファッション評論家の故・落合正勝氏いわく「紐靴以外でクラシックなスーツスタイルに合う靴」とのこと。ウィンザー公が履いてたからそう言うてるんとちゃ(ry
バックル一つのものはシングルモンク。ダブルモンクと比較してカジュアルだとかフォーマルだとか人によって見解が分かれますが、個人的にはシングルモンクにはカジュアルなデザインが多いように思います。っていうかフォーマルに使いたいなら素直に紐靴履きましょう。
◎エラスティックシューズ
「エラスティック」とは「伸縮自在の」という意味だそう。つまりゴム等の素材で履き口が伸び縮みするタイプ。サイドゴアブーツもその範疇になりますが、サイドゴアブーツってそんなに脱ぎ履きしやすいイメージ無いです…。
エラスティックシューズで割とよく見かけるのは、紐靴であればレースステイにあたる部分の脇にゴムが付いているもの。パッと見は目立たない様になっていたりします。ローファーに比べて履き口が狭くエレガントなデザインが多いので、スーツには合わせやすいかも。
中には紐靴に見えるエラスティックシューズなんていう変わり種も。
◎ゴム製シューレース
靴の種類ではないんですが、靴紐を伸縮性のあるゴム素材に替えることで脱ぎ履きしやすくするという方法。私はやったこと無いんで分からないんですけど、手持ちの靴で済ませることが出来るのは良さそうですね。
大体こんな感じでしょうか。
脱ぎ履きしやすいからといって靴べらを使わないと、やっぱり靴が傷みやすいので要注意です。