かはくに行ってきた

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ゴールデンウィークは家族サービスということで家族で色んな場所に出かけていますが、3分の1くらいは完全に私の趣味だったりします。まぁ嫁も娘も文句は言ってないので大丈夫でしょう(←)

んで、私の趣味全開で上野の科学博物館(通称:科博-かはく)に行って参りました。
ただいま開催中の特別展はこちら。

グレートジャーニー〜人類の旅〜
会期:2013年3月16日(土)〜6月9日(日)

「グレートジャーニー」は以前にフジテレビ系で放送された紀行ドキュメンタリー番組です。
決してジャニー喜多川Wさんの尊敬語ではありません。

20万年前にアフリカで生まれたと言われる現生人類が6万年前から地球上に拡散していった大きな旅路を「グレートジャーニー」と呼び、どのようにして地球上へ拡散し生き抜いていったのかを、探検家である関野吉晴W氏が10年もの歳月をかけて南アメリカ・チリから南アフリカ・タンザニアまでのおよそ5万キロを、ほぼ人力と動物の力を借りるのみで移動した記録です。

以前に同じような感じの特別展で「大哺乳類展」というのを見に行ったことが有りましたが、あの時はTBSで「飛び出せ!科学くん」という教養バラエティ番組をやっていたので大混雑でしたが、今回は内容的にも比較的大人向けで少し空いていました。

人類がどうやって様々な環境に適応してきたのか、どんな文化・文明を築いてきたのか垣間見ることができます。

娘は動物の剥製のほうが好きなよう。
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こちらがグレートジャーニーの出発点とも言える、我々のご先祖様の復元像。
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この子供の表情がなんかなんか…!
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ちなみに「干し首W」や「ミイラW」をはじめ、セイウチの解体シーン等ちょっと刺激的な内容も含まれますので心臓の弱い人は注意して下さい。

 

 

特別展も良いですが、私は常設展も結構好きです。
比較的空いていたとはいえ、それでも連休中で混雑していましたので、今回は「日本館」には行かず、私の特に好きな「地球館」の一部だけ見て引き上げました。

地球館のB1Fには男の子が好きそうな「恐竜の化石」コーナーがあります。ちょっと立ち寄ってみましたが、小学生男子たちが目をキラキラさせながらひしめき合っておりました。

私が好きなのはB2Fの方。恐竜と入れ替わって反映した哺乳類や、恐竜より更に前の先カンブリア代の生物などの展示が多いフロアです。私はこの辺の古代哺乳類・古代爬虫類が結構好きです。

大好きなアーケロンの骨格標本(レプリカですが)。
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こんなのに海で出会ったら失神します。
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SOU・SOU KYOTO 青山店のスタッフM谷さんに見せたら「不安になります…」と怖がらせてしまいました。なんか悪いことしてしまいました…申し訳ない。N永さんに見せたほうが良かったかな…。

 

ところで毎回来る度に思うところがあるのがマンモス等の象の先祖たち。

例えばこちらの「プラティベロドン」という象の先祖。
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この骨どうなってんの?と思ってしまう骨格。復元図はこちら。
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象…だと…?
と言いたくなるこのお姿。カモノハシみたいです。どちらかというとカバに似てるかも知れません。

 

さらにこちら。
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デイノテリウム」という象の先祖です。
 は…?アゴどうなってんの?

と思うじゃないですか。復元図を見たらさぞ納得がいくかと思いきゃ

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全くもって意味不明

 

謎です。なんでこういう進化の仕方をしたのか。いや、むしろ進化する気あったのかと。そら滅ぶわな、うん。
(※下顎の牙には摩耗の跡があり、何かに使ってはいたようです)

そう考えるとゴンフォテリウムとか割と良い子に見えます。それでもややナメてる感ありますが。
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他にもかなーり濃ゆい個性派たちがひしめき合っている科博。ついにゴールデンウィークのネタに困ったパパさんママさんは、是非最終日を科博で締めくくってみてはいかがでしょう。