ここ数年メンズファッション誌等で頻繁に見かける「アズーロ・エ・マローネ(azzurro e marrone)」というワード。イタリア語で「青と茶」を意味する言葉です。
[出展] MEN’S Ex 2015年10月号 66P・67P (世界文化社)
MEN’S EX (メンズ・イーエックス) 2015年 10月号 [雑誌]
もともとイタリアの定番カラーらしいんですが、どうもここ数年のトレンドカラーの様で、特にビジネススタイルを扱う雑誌ではかなりの頻度で見かけます。例えばネイビースーツにブラウンのネクタイとか、ベージュのジャケットにブルーのシャツとかですね。
イタリアでは昔からの定番カラーということで、確かにこの色の組み合わせにするとスタイリングがいい具合にまとまるんですね。
しかし、別に青×茶でなくとも素敵な色合せは沢山あるわけです。トレンドだからってアズーロ・エ・マローネだらけになるのもちょっと抵抗があります。グレー×赤とか緑×黄とか、トレンドではないものの定番の組み合わせです(緑はあんまビジネス向けじゃないかな…)。
そんな事を思っていたファッション好き仲間の友人と
「雑誌が勧めるスタイリングそのままじゃ面白くない」
「あえてトレンドカラーから外したいよね」
「むしろギョッとするような組み合わせを楽しむのもアリ」
なんて話を数時間にわたって話しました。
雑誌が提案スタイルはもう既に誰かが熟成させたもの。新鮮さを求めるなら、トレンドカラーじゃないものの中から選んで自分なりに研究して、その結果自分だけのスタイルに繋がっていくんだ…。
天邪鬼な私と友人でそんな青臭い話をしながら、夜更かしをしたのでした。まるで中学生の様。
翌日。夜更かしのせいで見事に寝坊した私は大急ぎで準備して出社。
気づけば見事にアズーロ・エ・マローネでした。
残念!修行がたりない!!!